MENU

妊娠6ヶ月(妊娠21週目):妊娠中の食べ物とアレルギー

さて、ウワサとして、
「妊娠中に卵や牛乳を取りすぎると赤ちゃんにアレルギーが出る」
ってなことがあります。

赤ちゃんは胎盤を通して、お母さんが食べた物から栄養を摂取しているので、
確かにそうとも言えそうです。

しかし、今のところ「結局本当かどうか分からない」です。

アレルゲンとなりそうなものを妊娠中除去したら子供はアレルギーにならなかったという話もあるし、
除去したのにアレルギーになってしまったという話もあるし、
はたまた普通に食べていたけど全然アレルギーにならなかった場合もあれば、
逆に除去した食べ物にアレルギー反応が出るようになってしまったという話とイロイロです。

そもそもアレルギー体質は遺伝的な要因と環境的な要因の2つから発症します。

親側にアレルギー素因がある場合は、赤ちゃんに遺伝する可能性も高くなりますが、
親にアレルギーがなくとも、赤ちゃんがアレルギー素因を持つ可能性もないわけではありません。

アレルギーが全くない人は実は少なく、
日本人の80%が何らかのアレルギーを持つともいえます。

家族や親戚の中には
「ソバがダメ」「鯖がダメ」「カニがダメ」
といった感じの方が実は居たりします。

卵や大豆・牛乳と違って、そう毎日食卓に上がるものでもないため、
普段は全然気がつきませんが、よく聞くと食べられないものがある方も結構いますよね。

それ以外にも「花粉症」「喘息」などなど、これら全てアレルギー反応の一種です。

なので、そう考えると「日本人の約80%が何らかのアレルギーを持つ」という話も
大げさではなさそうですよね。

アレルギーの遺伝は基本的には劣勢遺伝するので、
両親共にアレルギーでなければ遺伝する可能性は低いです。

少し高校生物を思い出してみましょう(^ ^)

両親の何かのアレルギー遺伝子タイプが「Aa」同士だと、
生まれる子供の遺伝子は「AA」「Aa」「aa」の3パターンとなります。
(A=発症しない遺伝子でこちらの方が強い、a=発症する遺伝子でAがあると負ける)

親は「Aa」なので遺伝子としては持っているが発症していません。
でも生まれる子供は「aa」の可能性もあります。

「私達にはアレルギーがないのに、何故子供にはアレルギーがあるんだろう」
となるのはこのためです。

これがアレルゲンの数だけ起こっているわけです。

でも、アレルギー素因が遺伝したとしても、実際にはアレルギーの抑制因子も体内にはあり
この力関係で実際に発症したり、しなかったりしますし、
またどれだけアレルギー物質に触れたかどうかで発症の度合いが変わったりします。
(花粉症が大人になってからが多いのは、それだけ花粉に触れ続けたことにより起こっているため)

話が難しくなってきましたが、
そもそもNT(頚部浮腫)で遺伝子に障害(ダウン症など)があるかもしれないと聞いた時は
アトピーやらアレルギーなんてたいした事ないと思いましたが、
ないならないに越したことはないですよねぇ・・・

卵や牛乳、小麦、大豆アレルギーなんかだとそりゃ大変そう!!
・・・乳幼児期に適切に対処すればある程度症状も治まるみたいですけど。

妊娠中の食べ物に関しては、何事も程ほどに、栄養に気をつけて、
健康な食生活をしていれば基本的にはよいようですヨ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次