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産後の体の変化1

産後の体はどのように元に戻っていくのでしょう?

 

妊婦生活と出産も終わり、やっと身軽な1人の体になったものの、10ヶ月の妊婦生活ですっかり体の様子も変わってしましました。
どういうことに気を付けないといけないのかを見てみましょう?

大イベントである出産が終わり、ほっとしたところではないでしょうか。
今まで大きかったおなかも少しずつ元に戻っていきます。

とはいえ、急に全てが妊娠前に戻るとはいえません。
10ヶ月間もおなかに赤ちゃんがいたのですから。
どのように産後、ママの体が変化していくのかをみてみましょう。

出産後のママの体が元に戻るまでの期間(6~8週間)を「産褥期」(さんじょくき)といいます。
産褥期、体内で赤ちゃんを育むために変わっていたママの体は、子宮の収縮などさまざまに変化していきます。

 

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子宮の復古

子宮の復古の様子

妊娠していない子宮の内側の長さは約7cm ですが、妊娠末期の子宮底長は30~35cm 、容積にして1000倍以上にもなっていたといえます。

分娩直後、子宮は球状に固く収縮しますが、まだ子宮底は20cm ほどあります。
ほぼ元の状態に回復するのは、4~6週間後です。

子宮は収縮を繰返しながら戻りますが、その課程で産後数日は痛みを感じることがあります。
これを「後陣痛」(こうじんつう)といいます。

後陣痛はおなかが痛くなったり、人によっては腰が痛くなる場合があります。
入院中だったら看護婦さんに相談してお薬をもらったりします。

 

悪露(おろ)

悪露(おろ)イメージ

子宮復古と関連して、産褥期に子宮や膣から分泌されるのが悪露です。

出産時には子宮壁の胎盤が剥がれたところや産道に傷がつきます。
悪露はここからの出血や子宮の脱落膜、リンパ液などが混じったもので、血液成分が主体です。
子宮や膣の回復につれて変化するので回復の目安にもなります。

産後1日~2日は通常の生理などより量が多いですが、次第に少なくなり色も赤から褐色、褐色から茶色、茶色から黄色と薄くなっていきます。

概ね6週間前後は続きますが、産後1ヶ月には産後検診がありますので、量など心配なことがあれば先生にきいてみましょう。

会陰切開の跡

会陰切開縫合部は、順調ならば退院までに抜糸されます。
抜糸が済むまでは痛みを感じますが、抜糸後しだいに痛みは消えます。

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