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基礎体温とホルモン

基礎体温の低温期・高温期は実は女性ホルモンの分泌量に影響を受けます。

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基礎体温と黄体ホルモン・卵胞ホルモン

基礎体温は低温期・排卵日・高温期の順にグラフが動きます。

この基礎体温の違いは、女性ホルモンの分泌量のバランスに影響を受けているのです。

女性ホルモンの分泌量を基礎体温のグラフのように生理日を基点としてみるとこのようになります。

基礎体温とホルモン

月経周期は月経の出血から始まります。

月経初日からの低温期を卵胞期ともいい、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の減少によって、厚くなった子宮内膜がはがれ、子宮口から体外に排出されることで出血(生理)が起こります。

卵胞期の前半は卵胞ホルモンがわずかに増加し、これに刺激されていくつかの卵胞が発育し、これらの卵胞のうち1つだけが発育を続け、成熟します。
この卵胞からエストロゲンが分泌されます。

排卵期になると、黄体ホルモンと卵胞ホルモンが増加します。

黄体ホルモンの刺激を受けて、成熟した卵子が卵巣から飛び出します。
これが排卵です。

排卵はこれらのホルモンの増加が始まってから16~32時間後に起こり、この時期にエストロゲン値はピークに達し、プロゲステロンも増加しはじめます。

黄体ホルモンの主な働きは、女性の体、特に子宮を妊娠の準備をするように変化させ、もし妊娠が起こった場合には、出産までの間妊娠を維持させる役目を果たします。

黄体期に入ると、黄体ホルモンと卵胞ホルモンが減少します。

卵子を放出した後の卵胞は黄体に変化してプロゲステロンを分泌します。

黄体期の後半にはエストロゲンが増加します。

プロゲステロンとエストロゲンの作用で子宮内膜が増殖して厚くなりますが、受精が起こらなかった場合は、黄体が退化してプロゲステロンが分泌されなくなり、エストロゲンも減少します。

そのため厚みを増していた子宮内膜がはがれて体外へ排出され、次の月経周期が始まる、というわけです。

黄体期(高温期)は約14日間ですから、もしグラフの高温期が3週間、4週間と続くようであれば妊娠の可能性が高いと判断できます。

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