基礎体温を測っても、きれいに低温期と高温期にならない場合があります。
基礎体温の理想的なグラフ
生理から低温期となり、排卵期に最も低温を示し、その後高温期。
高温期が約14日間続いた後に、また低温期となり生理が始まるパターン。
これが理想です。
寝不足、お酒を飲みすぎた翌日、もちろん体調が悪い日や熱がある日などは一時的にグラフが乱れるかもしれませんが、基本パターンがこれに当てはまる場合は、ほぼ理想と思ってよいでしょう。
基礎体温の理想的なグラフにならない場合
低温期・排卵期・高温期ときちんと2層にならない場合ですが、大きく分けて次のどちらに当てはまるかでちょっと違います。
- 高温期がない
- 高温期がある
グラフの形はどうあれ、また高温期の期間が多少短くとも、ある一定期間の高温期があるかどうかです。
では具体的に見ていきましょう。
高温期がないパターン
まず、「高温期がない」(体温の変化が0.3℃以下と少ない)場合、排卵が起こっていない可能性が高いです。 たとえ生理はあっても無排卵月経である可能性が高く、この状況で妊娠は望めません。
高温期はあるけど・・・のパターン
グラフのパターンがいろいろあると思います。
次の3つのタイプで見てみます。
- 低温期から数日かけてだらだらと上がっていくタイプ
- 排卵日がわかりにくいですが、高温期が9日以上あればまず安心といえます。 だいたい低温期の終わりごろに排卵していると考えられます。
- 高温期の中に低温の日が混じるタイプ
- 高温期が一定でなく、M字カーブになる場合。 低温期から高温期の変わり目で排卵していると考えられます。 しかし黄体機能不全の可能性がありで妊娠してもすぐに流産しやすい場合が多いです。
- 高温期が短いタイプ
- 排卵がある人とない人がいますので注意です。 また、たとえ排卵があっても、黄体機能不全で受精卵が着床しにくいため妊娠しにくいといえます。
基礎体温を測ってきれいなグラフにならない場合は、一度婦人科病院で相談してみるとよいでしょう。 これは妊娠を望む、望まないに限らず、です。
私も以前に一度「低温期から数日かけてだらだらと上がっていく」ことがありまして・・・
はっきりいってこの時は体調悪かったです!
高温期にすっぱり行ききるまでの間、ダルくておなかもなんだか張っているし、もしかして妊娠した?と思ってしまうくらい。
基礎体温のグラフはホルモンバランスによって起こっていますので、グラフが乱れるということはホルモンバランスが乱れているということ。
あまりよい状態であるとはいえません。
心配なことがあれば、まずは専門の先生に相談されるのが一番ですよ!